このレビューはネタバレを含みます
チャップマンがイキリ散らしてんのおもろい。
背伸びした子どもの幼気さのような。
微笑ましい。
ブレア・ブラウンは『Fringe』以来2度目ましてだけど、かなり印象が違う。演技力すご。
あまりに良く出来た筋。
①アレックスとマフィアのいざこざ
②ヒーリーの個人的問題とカウンセリング実践
③カプートによる職業訓練の導入
これらバラバラの要素が一点に収斂していく様には畏怖の念すら覚える。
筋の巧みさに大興奮すると同時に、ep.11以降は観ててあまりに苦しすぎたが。
プッセイ事件の犯人を安易にピスカテラにしないのもさすが。
囚人だから悪なのか。看守だから善なのか。法に背けば悪人ということでもないし、法に従っていれば善人ということでもない。だからこそ、本作はすべての人間に問い、訴えかける。
単に囚人のお話でも看守のお話でもない。これは私たち“人間”の物語。他人事ではない。