韓国ドラマは、ナイト(騎士)的な自己犠牲を描くのが上手いのだけれど、本作も、とどのつまりファグンとイソン(イ・ソンではなく)の物語なのだった。
イ・ソンの方については、「そもそもオマエが身代わりになってくれと頼んだんだろうがっ！」とか、まあ、ツッコミどころ満載で、ヒロインともども、演じた役者さんは損な役回りだったわね、としか言いようがない。あっ、ヒロインの手がぷっくりとしていて、いかにも苦労知らずのお嬢様という感じで可愛かった。
生まれが貧しい者は最後までビンボーくじで、生まれが麗しい者はどんなうすらバカでも周りの犠牲のおかげで王道を行く、という結末は、果たして今の時代に受け入れられるのか（笑）。
