LilyK

ヴァニティ・フェア~燃ゆる欲望~/Vanity Fair(ヴァニティフェア)のLilyKのレビュー・感想・評価

4.0
原作は各章の冒頭に登場するサッカレーの挿し絵が印象的だけれども、本作では毎話の冒頭にサッカレー氏が登場。回転木馬と共に虚栄の市が何たるかを教えてくれる。
クラウディアとオリヴィア共演でヴァニティ・フェアだなんて、絶対に観たい!と視聴の術を探し続けて、ようやく発見!私には待望の、という感じ。
カメラのレートの影響か、映像の質感はやや劣る印象だけれども、現代風の音楽と色彩であれだけの対策をよくまとめあげたなぁ、という印象。
オリヴィア・クック演じるベッキーはちょっとキュート過ぎるかな、とも思ったけれどもどちらにせよ魅力的。クラウディアはBridgertonとは正反対の役を、優しい眼差しで演じきっていた。
ヴァニティ・フェアは毎回、ドビン…となるのだけれども、今回もやはりドビン…と思わせられました。なかなかうまくいかない、ヒロインと呼べる人物がいない。これぞまさに虚栄の市。
(間違っても、オスカーのアフターパーティの話ではない。)
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