このレビューはネタバレを含みます
自宅で。
2019年のアメリカの作品。
ずっと前にすでに観ていたんだけど、まだ感想書いてなかったんで書きます。
数多のヒーロー作品が乱立するメディア業界で今作はヒーローものに対するカウンターパンチ的な作品と言える。
要は「みんなが憧れるヒーローが実は超絶クソ野郎だったら?」というお話なんだけど、マジでここで出てくるヒーローは世のため人のためは表向きだけで好き勝手やり放題!!
本作の主人公ヒューイの彼女を冒頭からあるヒーローがものすごいスピードで轢き殺すシーンから始まり、人死もばんばん出すし、果ては後輩ヒーローへのパワハラするヒーローがいたり、薬物の過剰摂取だったりとヒーローというか現実社会を賑わすゲスいことにも手を出しちゃう感じがすごく現実的でまた面白い。
で、ここに出てくるヒーロー集団「セブン」はワンダーウーマンだったり、アクアマンだったりと割とそれまでのヒーローをパロってる感じなんだけど、特にインパクト絶大なのがセブンのリーダーであり、「闇のスーパーマン」と言えるような邪悪の権化「ホームランダー」。
一見すると完璧超人って感じのまさにヒーローって感じなんだけど、話が進んでくるごとに「あれ、こいつやばくね?」とその内面のヤバさが浮き彫りになってきて、もはやヒーローじゃなくてヴィランだよ!!演じるアントニー・スターの狂気じみた演技と相まって完全にサイコパス!!
特に「生みの親」とも言えるマデリンとの怪しい関係性は…これはなんつーかすげぇ危うい!!
個人的にはセブンの中の良心であるスターライトが推し!!演じるエレン・モリアーティちゃんがめっちゃかわいいのもあってどうかこのまま悪に染まらないでー、そしてヒューイと結ばれてーと思わずにはいられない!!
シーズン1ではもう1人の主人公ブッチャー率いるボーイズとヒーローチーム「セブン」との攻防が描かれるんだけど、終盤にかけて畳み込む勢いで面白さが加速していき、いやぁ面白い!!
特にラストは「えぇー!!」って久しぶりにドラマで先が気になる「引き」になっていて上手いなぁ。
シーズン2も楽しみです。