学生時代にラグビー部だった俳優から元日本代表まで、ラグビー経験者をあれだけ集めたのが凄い。
演技未経験の方が多かったと聞くけれど、演技の拙さなんてラガーマンの体を張った情熱の前にはかき消えてるし、中でも浜畑役の廣瀬さんに至っては彼が浜畑を演っているだけで説得力が別格。
そしてゴツい方々の中登場した美青年のスタンドオフ七尾の、スポーツ物のドラマにふさわしい爽やかな存在感がまた良い塩梅で、高校時代は吹奏楽部だったにも関わらず、お父さん譲りの身体能力と15キロ以上も増量した肉体でニュージーランド帰りの次世代のエースという設定に違和感がないのが凄い。（眞栄田郷敦の将来が楽しみ過ぎる）
何より凄かったのは試合シーンに手を抜かなかったことと、見事にマッチした「馬と鹿」！
あの迫力、高揚感をあのテーマソングと共に毎週見せつけられてラグビーに興味が湧かないわけがないですよ。
このドラマのおかげで、見始めた頃は「スクラムハーフ？何それ？」だった私ですが、今や「え？今のノックオンじゃなかったの？」などと言いながらW杯を楽しんでいます。
企業ドラマとしては今ひとつだったけど、良いんですよ、ラグビーを盛り上げるための企画としては大成功ですから！
ドラマが終わってしまって、激しいアストロズロスに陥っています。
浜畑、七尾、テツ、里村、佐々、岬、本波、友部、安西ほか名前覚えてない方々みんなにありがとう！
大泉洋さんのドラマを見るのは初めてだったけど、出過ぎず引き過ぎずの存在感が程良かったです。
そして柴門監督のハマり具合！
