軽率

BATWOMAN/バットウーマン <シーズン3>の軽率のネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

家族の話ではないところが良さだったのに、家族の話にされてしまうと、ケイトの立つ瀬がないんだぜ…。
という不満は置いといて、ヒーロー2.0、ヴィラン2.0の話としてはまとまってて良かったと思う。
もともと味方側に女性キャラクターが多いから戦闘突入時に女性陣がバーンと並ぶ画なんかはすごくかっこいいし、他のシリーズと比べてもユニークだと思う。味方側の男性キャラクターってもしかしてルークしかいないか。それも(筋肉バッキバキだけども)技術と頭脳担当な比較的ソフトな男性なのも独特。あと「ホラー映画で殺されるのは黒人」とかって、黒人ばっかりのグループで口にしたりする。まぁ、ブラックライトニングは家族の話だったから黒人も多かったけど。バットウーマンは(もともと家族の話だったのにケイトのラインを捨てたから赤の他人同士のファミリー的連帯にならざるを得ず)そういう、微妙に他のアロバ作品では通らなかった道を通ってるのは面白いと思う。メアリー覚醒からアリスと共に行動するのが多くなったり、いつものメンバーにレニーが加わったりも面白かったし、あそこら辺はドラマが続いたとしてももう少し掘り下げられそうだし。ただ、メアリーの葛藤やジェイダの悔恨って、アローでもう見たってところも多い。アローの精神的双子というか、女性版焼き直しというか、みたいな感じがあった。それが悪いってわけじゃなくて、レプリゼンテーションのブラッシュアップがしたいんだろうなとも思う(横文字が使ってみたかった)
軽率

軽率