Kazu

チロルの挽歌のKazuのレビュー・感想・評価

チロルの挽歌(1992年製作のドラマ)
4.0
追悼番組で知りました。

高倉健さんの作品は殆ど観ていないのでわかりませんが、こんなユニークな演技もなさるんだって、楽しませていただきました。
それも山田太一脚本ならではかも知れません…

"妻が不倫した男と蒸発して4年余りの歳月が過ぎた…"
ドロドロになりそうな題材を、綿密に計算された脚本と今ではもう叶うことの無い"豪華キャスト"で繰り広げられる、北海道を舞台にしたヒューマンストーリーでした。

夫婦の問題は夫婦の数だけあると言うことを貫いた物語でしたが、少しファンタジックな展開でラストはハッピーエンド?
終始笑いを誘う会話劇でした。



山田太一原作が
『異人たち』としてアンドリュー・ヘイ監督により映画化されたこと、亡くなる前に完成した作品をご覧になっていたことを知って安堵した。
アカデミー賞が楽しみです。
Kazu

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