朝ドラとしてほぼ完璧。
大阪、北九州、和歌山と
舞台が変わっても
中弛みもなく最終回まで続いた。
本放送、再放送に続いて
3回目の視聴だけれど
年齢を重ねるごとに
味わい深くなるのが魅力的だ。
猪突猛進型の主人公あさだけに
焦点をあてて描いていたら、
こんな魅力的なドラマには
ならなかっただろう。
夫や姉、親、娘、職場の同僚など
出てくる人々すべてに
それぞれに人生があり
それを丁寧に折り重ねたから
味わい深いのだろう。
制作から何年かたち、
世の中が変化し、
物語の中で語られることが
全く古臭くなく
金言として響いてくる。
主要な人物がこれだけ次々と
亡くなっていく朝ドラも
他にない気がするけれど
五代を除きほぼ順番通りに
役目を終え去っている。
去るものあれば生まれる者もあり
誕生シーンも多いドラマだった。
それぞれがそうして思いをリレーし
人の世は続いていくんだと感じる。
だから自分の毎日を力の限り
心のままにという歌詞に
元気をもらえ頑張っていこうと思う。
それにしても見事なキャスティングと
それに応える名演の数々だった。
