あんこぱん

誰も知らないのあんこぱんのネタバレレビュー・内容・結末

誰も知らない(2020年製作のドラマ)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

物語のメインとなるサスペンス部分ももちろん面白いんだけど同時進行で起きる色々が全て素晴らしい名作だった。
主人公サイドの大人たちの子どもへの優しさや配慮がすごく良かったし、子どもたち同士が持つ純粋で清々しい友情がどうにも眩しくて心が晴れ晴れする。そして13話の圧倒的な悪のカリスマシーン以降チャーミングで憎めない偽りの男ペクサンホに夢中になってしまい最終話の「あの時迎えにきたのがチャヨンジンだったら変わっていたのか」のシーンで大号泣かましてしまった。真の悪人はおらず、そこには悪い状況があるだけという言葉がありますが本当にその通りではないかと思うのです。いや本当はそんなことないんだろうけど、そう思わないと辛いことが多い。ペクサンホがまた真っ黒い寒い部屋に1人で閉じ込められてしまうラスト辛すぎんだろ…………でもざまぁって気持ちもあって何この感情?何話か忘れたけど生徒を人質に取られたソヌ先生の「子供を苦しめるな」に対して「俺も子供だった」って返すペクサンホに、そうだよなペクサンホだってあの時は子供だったのに周りの大人は誰も助けてくれなかったよな…ってますます悲しくなりました。復活して幸せになろうね。
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