マゴットブレイン

暗闇仕留人のマゴットブレインのレビュー・感想・評価

暗闇仕留人(1974年製作のドラマ)
4.5
比較的地味で余り語られることの無い『暗闇仕留人』。物干し竿にたなびく着物の帯の下、仕留人達が集まって会話する様が印象的な工藤栄一演出の26話「拐かされて候」や主水が与力平田(袋正)の部下の同心二人を仕留するシークエンスがワンカットワンシーンの20話「一途にて候」など今改めて観返すと『仕掛人』『仕置人』に劣らない傑作シリーズだったんだと強く思います。ドラマの後半に奥方の綾さん(木村夏江)亡くしてから一層暗くなった石坂浩二扮する糸井貢も良いんですよね。力石徹死後、抜け殻になった矢吹丈の姿を重ねちゃったりして。

マゴットブレインさんの鑑賞したドラマ