桃龍

蝶々さん〜最後の武士の娘〜の桃龍のレビュー・感想・評価

蝶々さん〜最後の武士の娘〜(2011年製作のドラマ)
4.5
素晴らしい原作の、素晴らしいドラマ化。
オペラの蝶々夫人を見る人は、その前に必ず見てほしい。
一般的に知られている蝶々夫人とは大きく違う点が2つある。

1つ目は武士の家系のこと。
原作にはもっと詳しく書かれている。
この点は、短いシーンながらも、祖母役の藤村志保と母親役の奥貫薫の凛とした演技によって、見事に表現されている。
2つ目は、原作にない言葉だが”長崎式結婚”。
日本側もアメリカ側も、まわりはみんな分かっている。
ひとり蝶々さんだけが"お人形"だったのか?
ここは大河ドラマ「篤姫」の宮崎あおいが見事に表現している。

あと、完璧な長崎弁と適切なロケ地は、さすがNHK。
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