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アダム&アダムのYOKのレビュー・感想・評価

アダム&アダム(2022年製作の映画)
3.7
んわーい、ライアン・レイノルズだー!!!
フリーガイ(未視聴)の監督とのタッグに加えて、MCU出ガモーラを演じたゾーイ・サルダナにハルクのマーク・ラファロにと、まるでデッドプールちゃんが勝手に大人の事情ガン無視してコラボしたかのようなメンバーにワクワクした。

とはいえSF苦手マンなので、ううん…とは思った。予告が軽そうなので観れそうもは思ったものの苦手意識ってのは根強い。

平たく言うとバック・トゥ・ザ・フューチャー、スターウォーズ、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー、MCUなどなどの要素をごった煮にして娯楽作品にした感じだった。

なんか見た事あるぞ?な武器や敵の乗り物が多いので既視感えぐめ。せれでもライアン・レイノルズらしいセリフ回しとコミカルさのおかげで観れたし、後半から大活躍するマーク・ラファロが良すぎた。

設定も展開も分かりやすいのでSF苦手な私でもするりと話を呑み込めた。タイムトラベル計画のせいで未来がハチャメチャ(ターミネーターの世界よりも酷い)になっちゃったのでそれを阻止せねばなんだけど、そうすると大人アダムとその妻の出会いがなくなってしまうかも…みたいな葛藤、ありがちだけどシュンってなった。未来で待ってて!な展開。(違うかも)

過去で死ぬと粒子(?)になるの、好き。青と赤の粒子がぶわわってなるの、綺麗ね。死ぬと星になるって聞いたことがあるけど、違うんだね、青と赤の粒子になるんだね。(違う)

セリフのやり取りや、どこか間抜けな敵、子供アダムと大人アダムの悪がきっぷり等、コミカルで見やすくたしかに面白い。前半はいまいちかもしれんけど後半は良かった!

アダムの父役を演じるマーク・ラファロが出てくるとそれまでのハチャメチャコメディ感が若干薄れて作品がキリッとしまるの、すごいと思った。ラファロって教授感めっちゃあるよね。

パッパラファロがあっさり2人を受け入れるのも面白いけど、アダムへの愛の鉄拳(ジャンピングパンチ)が面白すぎて延々に見てたくなる。人を殴り慣れてない人が体全部で殴るの面白すぎてラファロの演技力に拍手喝采。

前半あまりメリハリがなくてこれ楽しくなるのかなー?ってぼんやり見てたけどマーク・ラファロがでてきた辺りからだいぶ楽しくなった。マーク・ラファロにライアン・レイノルズ食われとった。

欲にまみれた敵役がだいぶダークサイドに落ちきってて、戦いの結果もお見事。「君はつくづく科学を理解していない」とドヤ顔のラファロが大変にイケメンパッパ。

思った以上に親子愛が描かれていたし、パパの息子に対する愛情に感動も深かった。

死んでしまったことに対して「なんで死んじゃったんだよ!」と憎しみを持つことは簡単かもしれないけど、たくさんの思い出を手繰り寄せて愛し続けることの大切さを学べた。私もそうであり続けたいと思えた。

ライアン・レイノルズ見たさに観たけどライアン・レイノルズ以上にマーク・ラファロが良くて元々ファンだったのにさらにファンになった。コロナ禍前のコミコンでラファロに会わなかったの、いまさら深く公開してる。

コミコンまた開催してくれ~~~!!!
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