娘と一緒に鑑賞しました。
12歳のビバリーは幼い時に事故で両親を亡くし、おばあちゃんと二人暮らし。両親のことは何も覚えていません。そんな時、両親の残したミックステープを見つけますが、残念ながら壊れていて聞くことができません。このテープに残された曲を探すことで、両親のことを知ることができるのではないかと考え、1曲ずつ辿っていくという青春ドラマです。
曲を辿っていくことで、徐々に両親のことを知るビバリー。「ミックステープは作った人からのメッセージ。曲順にも意味がある」というセリフが出てくるのですが、まさにこのミックステープがビバリーへのメッセージとなります。
また、この曲を辿る過程で同級生との友情を深めていくところも青春映画らしく、優しく前向きな気持ちになれるようなお話でした。
この映画の設定は1999年。しきりに2000年問題に触れるので、そのことが何か大きなキーとなるのかと思いましたが、それは全く何の関係もありませんでした!
それと、ビバリーのお母さんはどうしてあの曲を知ったんだろう?と思うような曲が出てきます。日本人には嬉しい!
大きな起伏があるお話ではありませんが、私は楽しく鑑賞しました。が、一緒に見た娘には何が面白いのかよくわからなかったとのこと。つまり、全然面白くなかったらしい。確かに10歳が見ても面白さのポイントが難しいですよね。それに、テープも見たことがないですし。
やっぱり、大人と子どもどちらもが楽しめる映画ってなかなかないんだなと再確認させられました。