焙煎マン

エルム街の悪夢の焙煎マンのレビュー・感想・評価

エルム街の悪夢(1984年製作の映画)
4.7
人間は生きている以上は必ず寝なければならない
もちろん他の動物もね…そんな生きる上で切っても切れない「睡眠」を題材に誕生したスラッシャー映画。夢の中だけ襲うの古典作品でいま現代だとありふれた設定かも…

でも、しっかりと夢という見たいわけじゃないのに生きている以上見ることの多い悪い言い方をすれば夢の鬱陶しさをホラーに組み込んだというのは凄い相性の良い発想だと思います

ちゃんとそういう要素がストーリーにも上手く出ていて夢でみたことを他人と共有出来ないのに、悪夢に殺されそうだと助けを求めなければならない難しさや、夢で死ぬと説明すればするほど変人扱いを受ける不条理さが無理のあるプロットになっていないのが好きです

周りの大人たちも信じてはくれないけど、娘を事件に巻き込みたくないが故の冷たさで、ただただ信じてくれていないわけじゃないところが何とも歯がゆい
焙煎マン

焙煎マン