セクハラ・パワハラが横行するアニメ業界を「アニメ好き」というエネルギーで生き抜く新人監督の齋藤瞳(吉岡里帆)。
かつて伝説的アニメ作品を生み出し、その後それを超える作品を生み出せず、苦悩する天才監督の王子千晴(中村倫也)。
同じ曜日の同じ時間帯で放送される二つのアニメ。
果たして「覇権」を取るのはどっちだ?
中盤まで面白かったものの、瞳と千晴のバックグラウンドと二人のアニメの内容が今一つ伝わってこなかったため、熱が上滑りしているように感じられた。
美談のようで、その内実はブラック業界の内輪話。
好きなことなら多少の無理は我慢できるというやりがい搾取。
これに感動していいものか。
判断に迷い、没入できなかった。