てるる

デーヴィド 二つの物語のてるるのレビュー・感想・評価

デーヴィド 二つの物語(2013年製作の映画)
3.5
IMW2022パート3その⑤

1999年ムンバイ。
2010年ゴア。
2つの地域、2人のデーヴィドの視点で描かれる物語。

アメリカではちょいちょい作られるけど、インドでは珍しいクリスチャン映画。

IMWさんのトリヴィアNoteを読むと、ダビデ王の青年期と老年期のエピソードを重ね合わせた話らしい。

ムンバイの物語は宗教同士の争いをメインとした重く暗いストーリー。
こちらのデーヴィド演じるジーヴァーはよく知らないけど、インド映画らしいアクションあり。

それよりもインド映画で脇役としてよくお顔を拝見するナーサルさんへの仕打ちとその後が観ててツライ😭

反してゴアのパートはファンタジーコメディ。
ヴィクラム演じるデーヴィドは酒ばっか飲んでフラフラしてる男の役。
しかも友達の婚約者に惚れて葛藤しちゃう。

憑依能力のある父親とか、違法マッサージ店を営む女友達(タッブーかな?)とか、なかなかシュール。

しかし結婚式で新婦に逃げられた過去を持つとはいえ、通り魔的に新婦を殴るサンタはいかんだろ( ・᷄-・᷅ )
男も女もすぐ殴るインド映画ではあるけど、ちょっとコレは頂けなかったかな。

そして2つの物語の終着点。
「おっ」とは思ったけど、なんだか中途半端に感じられてしまったのは残念。

キリスト教に詳しければもっと深く理解出来たのかもしれない。
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