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シングル・オール・ザ・ウェイのmofaのネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ありきたりで、よくある話だけど、
すっごく、良いんですよね。
2人のゲイカップルだけではなく、その家族を魅力的に描いてる
からかも知れない。
 母親も、可愛い。

父親も素敵だし、姉妹たちもいい。
そんな家族が、クリスマスに集うのって、
もう、楽しさしかないし、
癒ししかないんですよね。

そんな家族を愛して、愛されるピーターが、家族と一緒に
過ごしたいと思うのも、すっごく共感が出来る。

だから、ピーターが地元にいるジェームズと付き合えば、
自分もこっちに住める・・・と思ったんだよね。
(ニックの気持ちを知る前)
 これを、ニックは、
「ジェームズの為に、こっちに住みたい」と思ってるって
勘違いしちゃうのも、何だか、とてもリアルだった。
そういう勘違い・すれ違いってあるよね。

ピーターのニックへの気持ち、家族への気持ちに共感出来たこそ、
最後のシーンは、思わず涙してしまった。

ニックとピーターが、カップルになり、
一緒に引っ越してくる・・・・。
 喜ぶ家族に、喜ぶ本人たち。
もう、その愛の渦に、感動してしまった。
嗚呼、幸せって泣けるんだ・・・と感じたね。
 
ありきたりで、何てことない恋愛ものだけど(GLBTQだけど)
リアルな描写と演技、しっかりとしたキャラ設定が、
とても新鮮に魅せてくれる。
 家族とともにいる喜びや、
安らげる人と出会うことの奇跡を、
改めて感じさせてくれる。
 
希望としてはね・・・・。
最後のエンドロールで、ピーターの花屋さんを見せて欲しかった。
2人の花屋さんさもん、
絶対オサレで素敵だったはず~!
ホント、それが残念でした。

とはいえ、
ラブコメって、本当に、幸せな気分にさせてくれる。
更には、クリスマス音楽・ツリー・イルミネーションに
多幸感マシマシ間違いなしの作品である。

※シュワちゃんの「ジングルオールザウェイ」と間違えないように~。
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