こばまさ

狼たちの墓標のこばまさのレビュー・感想・評価

狼たちの墓標(2021年製作の映画)
3.3
めちゃくちゃ久しぶりの韓国タイムがやって参りました!
これ、いつからアマプラにあったんだ?
レンタルする程じゃないけど、前からずっと気になっていたのでカムサハムニダ🇰🇷
それでは、ノワール全開でいってみよう🔪


-平昌オリンピック直前、韓国有数のビーチリゾートである江陵では、大規模な開発が行われていた。
その土地を支配する組織の幹部であるキルソク(ユ・オソン)は、地元警察からも一目置かれる存在だった。
そこへ開発利権を狙う新たな組織が現れ、目的のためなら何でもするミンソク(チャン・ヒョク)と、秩序と義理を重んじるキルソク率いる組織の間で抗争が勃発する-

“悪くもないけど良くもない”


雰囲気も意気込みも十分だし、80年代の香港ノワールを彷彿とさせる演出も良いし、特に悪い所が見当たらない作品。
この男臭さが、すごくワタシ好み!
ただ、なんか地味…

おそらく、キャストが弱い。
唯一知ってるチャン・ヒョクが悪党役なんだけど、あの顔だしあの髪型だし、全然悪い奴に見えない。
オム・テグとか、キム・ムヨルとか、チャ・スンウォンとか、その辺りを起用しても良かったのでは?

主演のユ・オソンは初めて観たけど、この役にはピッタリ。
義理と人情に溢れ、ガタイもいいし表情もいい。
ゴリラ顔だよね、うんうん。


ヤクザものとしては悪くないし、見応えもそれなりにはあるけど…なんか全体的に惜しい作品かな。

観る人に、チャン・ヒョクがハマるかハマらないかが左右しそう。
こばまさ

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