Kuni

RRRのKuniのレビュー・感想・評価

RRR(2022年製作の映画)
4.5
映画館で予告を観てから「何これ観たい~‼️」と、夫婦で気になっていた作品。

映画評論家の町山さんの解説を観たら、どうしても観たくなり映画館へ。

イオンシネマが独自に開発した音響システム「ウルティラ」スクリーンで鑑賞。

JBLのオーディオを使用し、大迫力の音響と4Kの映像で、映画の中に入ったような没入感が楽しめました♪

観た感想は、夫と顔を見合わせて「濃い~😆👏」そして、しばし放心。
こんなに面白い映画があるんだー

インド映画は「ムトゥ踊るマハラジャ」「バーフバリ」シリーズという大作は未鑑賞ながら、「サーホー」で魅力にハマりました。

濃ゆい顔の美男美女が歌って踊る派手な演出。
わかりやすいストーリー展開。

等々、インド映画らしさはそのままに、最高傑作でした‼️
なんじゃこりゃー
度肝を抜かれるって、こういうこと❓️

まず「RRR」という題名にした由来を聞いて、そのまま採用するアバウトさ。

生まれも育ちも時代も違う、実在する2人の革命家の史実を元にしながらも、この2人おんなじ時代で親友にしたら面白くない❓️というノリで、勝手にオリジナルストーリーを作ったそうな。

80億円以上かけ、大勢のエキストラを使った監督のぶっとび加減が好きだー

でもこれは、今までの単なるエンターテイメントではない。

舞台は1920年代。
インドを植民地にしていた大英帝国時代のお話。

イギリス人による、貧しい部族のインド人に対する残虐な人種差別。
血も涙もなく、女こどもまで殺戮される日常。
はじまりはシリアス。
政治的な要素も出てきて、結構深い。

家族を失ったり、さらわれたりして英国軍に復讐を誓うところから、物語がはじまる。

どうしてそんな宿命を背負うことになったのか❓️悲しい過去を丁寧に描写しているので、自然と感情移入してしまう。
友情か❓️宿命か❓️
どちらを選ぶか苦悩する展開に、ハラハラドキドキ😍💓

〈ありえねーポイント〉
・主役の2人が強すぎる。

・英国王室に1人で猛獣と突入。

・ぶっ倒れるまで続ける、2人と100人以上の英国貴族のダンスバトル。

お腹に響くビート。
サスペンダーのひもパッチン。

ダイナミックな踊りに、英国の貴婦人もメロメロに💕

・肩車の2丁拳銃銃撃シーン。

家族、友情、恋、国の使命、復讐。
スピーディーな展開にダレることなく、3時間あっという間です。

そんな発想なかったー
疲れた心なんかぶっとんでしまうよ。

聞きなれない半音の怪しいインドのメロディがクセになり、仕事中も頭の中を無限ループしました。

繊細で衝撃的な韓国映画もいいけど、私は単純明快なストーリーで陽気な派手派手インド映画が大好きです。

監督もノリノリの、エンディングはこれぞインド映画❗という
歌と踊りのド派手な大スペクタクル。
圧巻ですよ。

とにかく、この感じが嫌いじゃない方は是非映画館で観てみてー‼️
Kuni

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