このレビューはネタバレを含みます
人種差別や暴力描写が重目なんだけど、アニメのような派手なアクションがとにかくカッコよくて、爽快で、バランスが秀逸。
あまりに超人的なことをされると、冷めてしまうタチなんだが、この映画は違った。
たぶん、理由としては、
・殺陣のキレが凄い
・音楽が盛り上げる
・何より序盤から「そうはならんだろ」的なシーンが多すぎて、観ているうちにツッコミを司る脳の部分が麻痺して、カッコいい以外の感想がでなくなる。
観終わった後に、モデルがいるとか、神話との融合とかって情報が入ってきたのだが、どうやらディテールに凝ってるらしいので、たぶん噛めば噛むほど味が出てくる映画なのだろう。
こういった、しっかり作り込まれている映画って、細かい部分が理解できていなくても良作が多い気がする。
観終わった直後で、2回目を観るのがこんなに楽しみな映画は他に経験したことがない。