完成披露試写上映付き試写会にて
突如泡に包まれて水没してしまった東京。
身寄りのない少年たちは東京でバトルクールという遊びに興じていた。そんな中不思議な少女に出会い、、
結局あの泡はなんだったんだ…?
というのが見終わった後の素直な感想。
つくづく"水没した東京"という画ありきの作品だなぁという感じがする。
大風呂敷を広げて人魚姫をモチーフにしたところまでは良かったが、じゃあなんで?というところに到達しようとすると途端にトーンダウンしてフワッとしまう。
勝手に水没させられた東京可哀想。
ポニョ、そーすけ好き!って言いそう。(近しいことは言ってた)
アクションは綺麗だが、かなりスピーディーで非現実的。磁場が歪んでるすごい中でパルクールをするシーンも、ゲームのバトルステージみたいな感じでかなり画ありきだった。
時折ここぞという場面で画力が上がって、ゲーム内でスチルゲットしたみたいな感じになるのも笑ってしまった。
ここ、見せ場ですよ〜主人公とヒロインのめっちゃ美麗スチルですよ〜
みたいなのが逆に見ていてウザったかった。
最近のアニメ映画はヒロインに歌を歌わせる事が多いので、"歌"が中途半端で効果的でないのも気になった。
『天気の子』っぽかったり見ていて既視感もチラホラあり、この作品のストーリーの良いところは見出せなかった。