エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスののぞみのネタバレレビュー・内容・結末

混ぜるな危険を混ぜたら生まれたマルチバースな愛。
先の読めない展開がつづき、理解していく時間も与えないくらい詰めこまれたストーリーはハチャメチャでカオス。

冒頭のレシートの束や話を聞かないエブリンの姿のリアルさにくるしくなる。
いきなり始まるマルチバース、バトルシーンはおかしいものが多く、おもわず笑い声がこぼれそうになる。
カンフーやアクションすごかった。
ジョイの前衛的なファッションやメイク、真っ白な世界やベーグルなど独創的で不気味。

他のユニバースにいくのではなく、意識だけをリンクさせ武器のように使うという新しいマルチバースの使いかたをしていて、マルチバースはほんと無限の可能性が秘められているなぁって。
不幸なエブリンがいるから幸福なエブリンもいる。
人間とマルチバースは似ているのかもしれない。

他のユニバースのあたしはどんなふうに生きているのだろう。