ぶちゃ

すずめの戸締まりのぶちゃのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
2.5
新海誠の日本ディザスター3部作、「天気の子」まではフィクション性がまあまあ強かったからよかったものの、本作は3.11を取り上げてまでボーイミーツガールやりたいのか?と素直に疑問。

そもそも、主人公二人が恋に落ちるのも率直すぎて浅はかだし、物語で1番泣かせにくるところが主人公達のドラマに関係ない3.11依存の現実寄りなところだったりと、この構成にする意味がない。
率直に3.11で「火垂るの墓」的なアニメをすればいいのにと思うのだけれど、まだ傷口が閉じてない人が多いからか、分厚いフィクションのオブラートで包むのは逃げ。

あと、ジブリにかなり寄せて赴く先々で良い出会いばかりなのも、話が暗くなるのを無理やりに持ち上げてるみたいで苦手。
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