同監督のレボリューショナリーロードを観た時、「こんなにも女の自意識を描ききってる映画あるか!?」とめちゃくちゃ感動し、今作も期待しまくって駆け込んだ。
正直、脚本はアラがあったと思う。
主人公の病気(てか統失ではなく躁鬱では?リチウム飲んでたし幻覚とかも特にない)、黒人差別、映画、というそれぞれのモチーフが絶妙に噛み合ってない。
セッ……もなくて良かった気がする。(あまりにも自然におっぱじめるので、何かサイコな展開になるのかと思った)
けど!!!!!!!!
絵がもうめちゃくちゃに良いせいで、どうでもよくなってしまう。それくらい良い。光の撮り方、特に逆光が素晴らしい。
音楽もSpotifyでサントラ聴きながら帰るくらいに良い。上質なアンビエント。
つまりはさ、ヒラリーやスティーヴンがいてもいいように、こういう映画もあっていい。いいんだよ。