このレビューはネタバレを含みます
この映画の予告を初めて観たときに涙が出た
予告で泣くのは、そう珍しいことでもないんだけど
凛とした女性が
「もったいないってどういうこと？
自分の人生を選択して生きている人に」
みたいなことを言う
これは、私が言ってもらいたい言葉だった
周りのひとは、もったいないって言う
(これって、褒め言葉に近い意味なのかな
考えたら私だって誰かに言ったことがあるかもしれない)
でもたった１人、ぜんぜん惜しくないよ！と言ってくれた人がいて
その人には今は会えないけれど、その言葉が私を支えてくれている
そんな個人的な心象でスコア跳ね上がり⤴️
凛とした主人公の女性は、宮尾登美子さんや、阿川佐和子さんみたいだった
小説家だけあって、言葉選びも粋だし、サラッと優しい
見た目によらずって言われた甥っ子を、さりげなくフォローもして
この人は良い循環を生み出す人だなと思ったし、それを受け入れる若い女優さんもステキ
ついでに、その二人を見て、その関係をいいね！っていう甥っ子もステキ
この小説家が、どんな映画を撮ったのかなーと思ったら
こんな風に、ケンカしながらも、好きな人をこんな表情で見上げられたら何て幸せなことだろう！と思ったラストシーンだった
