物語だけ追っていればシンプルすぎるくらいな一方、メタ構造的な台詞が多くて、作品に対する手引きが十分すぎるような気もする。
出向く先で出会った人に連れられて新しい場所に行く中盤までのテンポの良さが小…
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ジュニは自分勝手な人だな。
監督を無理矢理黙らすし、ギルスを待たずに屋上行っちゃうし、禁煙て言ってるのに屋上で煙草吸い出すし。
ギルスの夫が映画に参加するとOK出したのも意外。
あと、本屋で働い…
春の日を思い出すとき、かならずわたしはひとり広いところに放り出されていて、ずっととおくで子どもたちの笑い声が響いていて、自分のまつ毛がおとす影さえ冷たく感じるほどに照らされていて、あのとき泣いてい…
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映画監督であるホン・サンスにとって、作中の小説家の言葉や態度は噴飯ものだろう。接する人間が彼女に敬意を示しながらもどこか腫れ物に触れるような扱いをしていること、そして映画を観終わったあとの主演女優の…
>>続きを読む韓国。ソウル近郊、東部にある河南市。
旅行中のジュニは著名な小説家。疎遠になっていた後輩の家を訪ねる。
一線を退いた後輩は、隠れるように街の本屋を営んでいた。
思い出話に花を咲かせ、新たな出会いも。…
ホン・サンス『小説家の映画』をシネ・ピピアで。モノクロからカラーへと変わるというありがちな展開もホン・サンスにかかればゴダール的色調(コンピューターでイジリまくった変にパキっとしたオレンジがかったア…
>>続きを読む女性主人公が旧知の仲間を訪ねた先で偶然の出会いを重ねる物語
こんなに広い世の中なのに、どこでつながっていたのだろう? そんな浅からぬ“縁”を思わせます
感想です
で、以前観てとても面白かった一本…
ふにゃにゃ、すごい…
モノクロ×オフビートは、確かに何かに似ている。
実際、僕にはぴたぴたと言い当てられないけれど、ここには「映画的記憶」が横溢していると思う。が、何にも似ていない。
主人公がす…
めちゃ良かった。なんで今まで見てなかったのかホンサンス。こういう感じの撮る人だったのか。
とにかく美しいし、流れるままに展開する取り止めもなさ、構図遊び、ヌーヴェルバーグ感というか、はなればなれにみ…
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