MitsuhiroTani

生きててよかったのMitsuhiroTaniのレビュー・感想・評価

生きててよかった(2022年製作の映画)
4.8
自分のことを見向きもしない父が唯一くれたメッセージ。誰の為でもなく、何者でもない自分、アイデンティティのぼやけた自分が唯一手に入れたもの。それが”闘う”ことならば、それを全うすることが”生きる”ということだろう。ボクシングのその向こう側にある”闘う”ことを最後まで追求し、すがり続けて何が悪い。地下格闘技だっていいじゃないかと。
彼を愛する彼女や、親友。彼を囲む仲間がそれに気づいてくれて良かった。
映画のタイトルの出し方、エピローグ。最高だったな。
MitsuhiroTani

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