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ハッチング―孵化―のkerokeromanのネタバレレビュー・内容・結末

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

ジャケットが気になっていたがU-NEXTで見放題に移行したので鑑賞

フィンランドの土地がよいのもあると思うがビジュアル面はかなり力を入れているなと思った

肝心のストーリーだが、正直あんまりうまくまとまっていない気がした

まず、モンスターよりも母親のほうが怖くてモンスターがかすみまくっている

ホラー映画として見ても全然怖くない

モンスターも、現実の獣のような存在なのか、主人公の別人格がそれになっているのか、主人公の妄想が作り出す精神的な存在なのか、そのへんを序盤ふわふわさせていたのではないかと思うけれど、種明かし的なポイントでそれを上手く活かせてなかったと思う(結局実際にいたんかお前って感じ)

モンスターと主人公のリンクもよくわからんし

実の夫金持ち、浮気相手貧乏みたいな対比もいまいち活きていないというか余計な要素だったようにも思う

夫と息子はもっと上手く使えば効果的だったはずだけど完全に無駄遣いさせられてる感があった

ラストも意味不明だった
えーそんなオチ!?という感じで、消化不良だった

全体的な話の流れもどこかでみたことがあるような流れだったしなあ(ネガティブなパワーがモンスターを生み出すみたいなね)

監督のインタビューに摂食障害がテーマだと書いてあったけど、テーマという程きちんと手掛けていないなと思った

ジャケットの印象が良かっただけに内容は残念だった
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