B級映画とA級映画のギリギリラインなのか、B級映画の頂点なのか、少なくともA級を狙ってB級になってしまった映画ではなく、もの凄いラインを攻めてくる映画。こんなんジョーダンピールにしかできないのでは？
主人公がとてもよい。ゲットアウトの時もそうだったけど、不安そうな表情がなんともいえず素敵だ。冒頭のハリウッドのパリピと上手く話せず常に伏し目がちないとことか最高。
テンポが良く、電気屋のにいちゃんが巻き込まれ、何でか協力者も加わりみたいな定番の流れですっと見れる、何も考えなければそれだけで楽しい映画。一見もうそんなCGのUFO飽きたよ…と言いそうになるけど不思議とならないのも不思議。
動かない雲とか、それ最高なアイディアじゃない？
牧場にバルーンの人形がパタパタなびくとことか、あそこら辺テンション上がるので楽しい。
一方で、全体的には一体なんなんだろう、ということを考え初めてしまう…そういえばジョーダンピールの映画にしては白人多いな…リッキーはアジア系で電気屋の兄ちゃんはスパニッシュ系？とか。
ゴーディーやリッキーのことから、ハリウッドやメディアの事をいろいろと隠喩しているのだろうとは思うが。
カメラマンのおっさんも補食シーンの映像の趣味があるみたいだし結局自分が補食される映像を一番撮りたかったと…変態。そんな世界どうなんだよ！ってことか。
ただ妹もあの写真でお金ゲットなんかもしらんし、みんなこーやってお金稼いでるんよね、と。そんなんどーなんだよ、と。いう映画。か？？
とはいえ、面白いので、
もう一回ちゃんと見てみようかと思う。新たな気付きを得られるかも。
AKIRA!
