『Ｌｏｏｋ Ｕｐ！』
見上げてごらん、夜の星を✧
そして、幸せは“雲”の上に！？
見終えた今、劇場で観なかった事を心から悔やんでる... そんな一本となりました。実は先週頭に一度観て、で週末もう一度観たのですが、その二度の鑑賞を経て自分の評価が一変するという珍しいパターンとなりました！
一回目の鑑賞でレビューを書いていたなら、恐らくスコアは3.0位にしていたと思います。理由としては活劇として見た場合の、“見た目”の弱さでしょうか。今作は前2作とは明らかに違うアプローチ。しかし、その別アプローチ故、身に纏ったものが不完全である様に見えてしまっていたからです。しかしながら、思い返す度「いや、でも何か色々と面白かったかも」と感じてくる。何だか愛しく思えて気さえするw それでもう一度観てみました！
見え方について言及しましたが、今作の肝がまさにそこで、その見た目、見方、見え方、それこそが主題だったんですね！見たままのスペクタクル映画として楽しめる一方で、オープニング以降高密度で詰め込まれまくった様々な見る事・見られる事についての数々の接続。いやぁ、これは確かに凄い映画だ！
前2作同様のジャンル映画としての側面。
その期待に応える一方で劇中で変遷する面白さ。映画への愛。映画史。人種。偏見。克服。アイデンティティ。映画を撮るという事。活劇。対峙。駆る者と狩る者。そして、対決etc...
そんなわけで、この映画語り始めたらキリが無い！ただ、あえてもう一度言うと、見た目通り楽しめる娯楽映画として成り立っている事が何より素晴らしい！その上で込められた撮る事、言い換えれば映画作りへの情熱。これがもう感動的ですらあって、カメラで撮り、フィルムに収めるという事へのこだわり。これにはちょっと鳥肌が立ちました。ホント個人的にはメチャメチャ良い映画だと思いましたよ、これは。
それにしても、一度見たら忘れられない素晴らしいシーンがたくさんありましたね！空飛ぶ悲鳴とか、あの中がどうなってるとか、あと降り注ぐ最悪な雨とかw ジャンプスケアと活劇の繋げ方については、これからもっと上手くなっていかれる事と思います。結果ミスリードであった厩舎のシーンは無駄に恐くし過ぎだと思いましたw あと、あのバイクの描写を挿れるのはズルいよ！ いずれにせよ、監督の今後の作品が楽しみです！
あ、えっ！？ 〜🛸 ！！！ 🌪...
