メチャおもろいやん。
これは劇場で見るべき映画やった〜。
ジョーダン・ピール良いですね。
シャマラン味が有りつつもしっかりホラー味も担保しつつテーマ性も有るという奇跡的なバランス。
今作は観ると言うことの暴力性、観られるということの被害性、そしてエンタメにおいて長らく一方的に見られて搾取されてきた者達の逆襲としても観ることができるのではないでしょうか。
これをしっかりホラー的なサスペンスとして落とし込むのだからたいしたものです。
一見関係のないエピソードのような突然暴れたチンパンジーや初めての映画俳優である黒人の話も見終わるとストンと腑に落ちました。
動物俳優と同じく搾取される側だった子役スターが搾取する側に回ろうとして破滅するくだりが切なくも良かったです。
突然挟まれる「AKIRA」オマージュであったり、クリーチャーの「エヴァンゲリオン」の使徒感であったりオタク的な同士感もジョーダン・ピールに感じてしまいました。