試写会で見たがアマプラでもう一度。
夫の自殺を目撃し、罪悪感を抱えた妻は田舎の大きな屋敷を借りて滞在する。
「女性が日常で一度は体験する、男性からの軽い性加害やパワハラ」を表現したホラー。
副題の通り出てくる男たちは夫除いてみんな同じ顔なのだが髪型服装は全然違うので、相貌失認の私には別人に見える。
ただまあこの男たちがキモいことキモいこと。
女にしか見せない身勝手野郎、セクハラ野郎、パワハラ野郎、セカンドハラスメント野郎とクソ野郎のオンパレード。
伝聞の都市伝説のような不気味な雰囲気なんだけど、「ああーいるいるこういう男いるー」と女性の私は共感して盛り上がったのであまり不気味に感じなかった。
だってこんな男いっぱいいたし。日常生活でよくある出来事に不気味と感じることは無い。
家に不法侵入されても襲われても主人公の女は傷つきながらも鋼のメンタルを持ち「キャー」とか叫ばずに粛々と反撃してるのがちょっとシュールで笑えるけど、テーマを考えるとこのキャラ造形にも意味があるんだろうな…。
考察系映画なのでよくわからんが、最後の男性によるグロテスクな出産→死亡シーンはよく聞く「男は妊娠出産の痛みに絶えられない」を表してるのか?
とにかく終始わけわからねえが、伝えたいことはよく分かる(女性ならなおのこと)
このようなフェミニズムホラー映画を男性の監督が脚本を書いて撮影した事がすこし嬉しい。