【老人と少年の数学を通じた心温まる交流を描いたハートフルストーリー】
ストーリー：4.0
芸術性：3.8
演技・俳優：4.2
演出：3.8
感情の揺さぶり：4.1
要約すればタイトルのような感想になってしまうが、この文字面で想像できるよりもはるかに良い作品です。チェ・ミンシクの作品にハズレなし。
主人公の子が素朴でいいし、どんどん自信をつけていく感じも良いし、終わり方もハッピーエンドになっていて、見終わった後の幸福感がとても良い映画です。
見終わってからよくよく考えてみると、3人のメインキャラクターはみんな生きるのに不器用で、人に助けを求めたりするのが下手で、そういうキャラクター性もグッとくる要素だったかもしれない。
そして、チェ・ミンシクがハン・ジウを自らの息子に重ねていたところから、「友達」となったところもとても感動的。
韓国映画といえばドロドロしたものやド派手なアクションみたいなものが多い中、こういう静かな名作もたまにはいいもんだなとしみじみ。心を癒したい人に是非見て欲しい作品です。
