「意外にも〇」
大ベストセラー原作のカケラも読んでないのでシンプルにアニメ映画として観ました。
絵柄的に「どうせ役者起用・既視感満載のファンタジーものでしょ？」と思っていましたが、なかなかズシっとした内容で造りも丁寧。
中盤以降は結構入り込んでしまい最後は意外にもちょっと感動しちゃいました。役者起用も今作は特に違和感なくて（上手いて事？）。
とはいえ子供達が精神的にヤラれる話はやっぱり少ししんどかったです。
間接的な心象描写＆比喩的表現のオンパレードで何気ないカットや台詞が後になって「あっ！」てなるんで2回観たら楽しいかもしれません。
2回目はオープニングのベッドで微笑む少女のシーンでグッとくるハズ。
ただ丁寧に伏線を張り巡らせて積み上げたのに、終盤で一気に片付ける荒っぽさはちょっともったいなかった気はします。尺不足てワケでもないので単に話が厚過ぎるんでしょうか。
なかなかいい映画でした。映画観て原作読みたくさせるてのは大したモノだと思います。
主人公はオシャレでカワイイ、男子ヒロインはシュッとしたイケメン、、じゃなくても別にいいんじゃないの？
