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教育と愛国のpepoのネタバレレビュー・内容・結末

教育と愛国(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

観たらきっと今の日本や教育現場の深刻さが今以上に具体的に分かって、めっちゃ気が重くなるんだろうな...と及び腰で観に行った。それでもこういう作品が作られた事に賛同の意を表したいし微力でも動員数に貢献したい、だけど私なんかが「知った」ところで何の役にもたてないかも...とかウダウダ考えながら。
結果として、確かに歴史教科書から自国の加害責任に関する記述を悉く削るよう政治圧力がかけられていたりする現状は酷いなんてものじゃなかったし、前々ソーリを筆頭に出来れば大画面で見たくない顔がわんさか出てきてゲンナリしたけど、そこで抵抗している人達が知的でしなやかに粘り強くて、ああ自分が立ちたいのはこういう人達の側なんだなぁと具体的に確認できたら、プラマイすると案外ちょっと元気でた✧︎
リアルでは現状に危機を覚える方が少数派に感じられたりしても、今はネットで思いを繋げることも出来るわけだし。

「歴史から学ぶ事は無い」と放言する歴史学者(←おかしいでしょ)の「育鵬社の教科書を採用する学校が減っている、サヨク(←政権に反対的な意見の人はみんなサヨクという定義らしい)からの “ 話し合いましょう” という波状攻撃を受けて」というボヤきにも「それほど無力でもないのかも」って元気をもらえた。
そういえばタグつけたツイデモも嫌がられてたもんねぇ( ˙▿˙)งシャ

ナレーションは信頼の井浦新さん、ええ声✧︎
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