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宇宙探索編集部のみのネタバレレビュー・内容・結末

宇宙探索編集部(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

最初の宇宙服が脱げなくなってクレーンで吊るされるところから始まり、骨にお金払うまでの追いかけあいとか、すぐに意識を失う男の子とか、燃えるテントとか、人参ぶら下げたロバとか、毒キノコとか、そのほかにもところどころに散りばめられた笑えるポイントがどれも好きなものだった。笑いながら見れて、でも最後には感動してた。

個人的に伸びる骨が結局本物だったのかが気になる。まあどっちでも楽しいからいいか。あの村の人、ロバがいなくなったって言ってたのもどーせ偶然迷子になったとかなのを不思議とこじつけてるだけだろと思ってごめんなさい。というかあの村もライオンの中の玉も光る人も全部胡散臭いと思ってた。ごめんなさい。タン先生は本当に宇宙人と会えるのか、最後まで予想がつかなくてドキドキしながらみてたから洞窟のシーンは私の期待を超えてくれて良かった。個人的に洞窟で読まれてた詩の錆びた恋の歌みたいな一節がなんか強烈に残ってる。中国人の留学生の友達がこの映画おすすめしてくれたんだけど、彼は中国語ネイティブやから私よりもよっぽどあの詩のニュアンスが伝わるんだろうな。良いな。

モキュメンタリーって初めてみたんだけど面白かったな。映画館の人に注意されたほど手ブレとか画面酔いは気にならなかったけど、個人的に人の顔がゆっくりアップにされていくところがあーハンディカメラって感じするわーと思った。

宇宙人に会えたら聞いてみたいこと、なんだろうと思ってたら予想外のものが出てきた。でも確かに私も一度は抱いたことがある疑問だし、多分そういう人は多くいるだろう。てか宇宙人がなんて答えるか気になるな。自殺した(作中で明言されてたっけ?でも多分そう)娘さん、多分私と歳が近いだろうし、メッセージを父親に送った日、彼女が死んだ日に思いを馳せちゃったな。

最後のスピーチ、私たちは一人一人が壮大な詩の一文字だってところ好きだなあ。

あの小さな事務所からの中国の壮大な自然良かった!

あと個人的には、あの女の子が可愛くて好きだったからもっと活躍してほしかったな。
み