れいゆ

夢のれいゆのレビュー・感想・評価

(1990年製作の映画)
3.7
バブルの絶頂期〜崩壊後低迷する日本を「夢」というフィルターを通して描いた日本紹介型オムニバス、であるように感じた
正確にはバブルは崩壊していないがその後の陰鬱な日本の様子も6話、7話あたりで描いておりその先見の明はさすがといったところ。何より第6話はほとんど2011年に起こった大震災後の様子と酷似しており、20年以上前にそれを予見していてめちゃすごい
1、2、8話は日本的価値観が表れており、3話で見えた姿がある種の「神」ではなく雪女であったのもとても日本的である(アメリカの作品であれば確実にキリストチックな何かが現れていただろう)
何よりマーティンスコセッシが俳優として出てたのがびっくりした、
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