冒険家だった父が残した日記に「地下生物を見た！」という記述を見つけたジェシーは、変人扱いされていた父の名誉を挽回すべく弟とその恋人、友人と共に日記にあった洞窟に調査に出掛けるが…というストーリー。
今更「ディセント」の便乗タイトルついた英国産の洞窟モンスターホラーです。
変人扱いされていた亡き父の残した日記に書かれていた「地底人を見た」という記述とイラストを基に娘のジェシーが、地底人を発見して父親の名誉挽回すべく弟のサムとその恋人ジョアナ、男友達マーティと洞窟に向うも怪物に襲われるというストーリーですが、主人公のジェシーが美人でもないぽっちゃり女性でサムの恋人のジョアナも結構ぽっちゃりしてます。しかもこのジョアナが空気読めず、けらけら笑いながら平気でジェシー達のいう事バカにするようなこと言ったり、洞窟管理してる事務所の夫婦が「洞窟行かずに滝とか湖行ったら？」って忠告してくれたのに「警察でもないくせに、ただの園芸家でしょ」と言い返したりと中々クセ強いキャラになってますね。
そんな彼女たちがギスギス揉めたりしながら洞窟に辿り着き、暗い洞窟の中で怪物に襲われますが、とにかく暗すぎて何やってるかわからないシーンが多すぎです。チラチラ映るグールみたいな地底人の造形はいい感じっぽいですが、如何せん暗すぎてわかりにくすぎる。襲われるシーンや逃げるシーンも暗いうえにカメラがぶれたりして本当に何やってるかわからないです。ゴア描写も音はキモい感じだけどやっぱり暗いので何やってるかわからない。
洞窟には地底人に操られている？男女数人がいて地底人よりも此方が襲ってくるシーン多かったかな。マーティもどんどんおかしくなっていってましたが、音が聞こえる人と聞こえない人がいるのかな？そこら辺もわかりませんでした。洞窟の影から人が覗いてる姿がライトで照らし出されるシーンは心霊映像っぽくて不気味で良かったですが。
ジェシーも後半一旦脱出した後、仲間助けるために戻るのは良いけど、助けてくれた管理事務所の夫婦に武器向けた上に飛び出して行った彼女を助けに向った夫婦にとばっちり喰らわせたのは酷い。「証拠を見つけずに戻ったら無駄になる」と言い出した時はバカじゃないのかと思いました。
当然ですが「ディセント」のような恐怖やスリルは望むべくもない作品です。終始暗くて映像が解り辛い残念な作品でした。
