【どこにも着陸できない】
〈韓国映画357本目〉
飛行機内でウイルスをばら撒くテロが起こり、解毒剤もない中、どの国も着陸許可をしてくれない韓国産パニックムービー。
多額の予算を費やした大衆映画として素晴らしい迫力ある作品ではあった。特に飛行機の回転シーンは凄い。恐らくちゃんとセットを回して撮影しているのであろう。衝撃的な映像となっていた。
140分というやや長尺であるが、中弛みせず、次から次へとハラハラさせてくれる展開が待っていた。また平行して、陸側ではソン・ガンホが、空側ではイ・ビョンホンが牽引していってるので画的にも飽きる事はない。
テンポの良い、重い作品。それだけでも質は高いのだが、気になる点もある。まず、普通に疑問に思ったのは、あれだけ飛行機が揺れたんだから緊急用マスクって降りてくるよね？って話。
日本の軍用機に関して、あれは反日描写ではなく、シンプルに韓国映画がハリウッドを意識してるという点であり、むしろそういうハリウッドよりという意味で少々ガッカリであった。
しかし、半端じゃない迫力。
是非、大きなスクリーンで観てほしい。
あ、トッケビのあの海岸、久しぶりに見たな。
