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ザリガニの鳴くところのkassyのレビュー・感想・評価

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)
3.4
試写会にて


1960年代に起こった青年の死。その犯人として疑いの目を向けられたのは、両親に捨てられて一人で湿地で育った少女だった。
全世界で1500万部を売り上げたベストセラー。

事件の容疑者として立件された少女の裏に隠されていたのは愛だった…
湿地の自然と動物達に囲まれて育ったわりにはやけに可愛い主人公カイア。

生い立ちを順番に描き、事件の真相が暴かれていく。
文章だとおそらく叙述トリックが使われてそうな気配のする構成だ。

事件が解決した時に、恋愛モノとしても裁判モノとしても、ミステリーとしてもやや中途半端であまり印象に残らない映画だなと思っていたので、その後にオチがちゃんとあってよかった。
してやられました。

村の人々にも偏見の目で見られて見捨てられ、彼女を守ったのは湿地だけだった。
何もかも湿地だけが知っているという訳だ。
そんな湿地の景色が非常に綺麗で良かった。






以下ネタバレ
チェイス、嫌なやつだけど可哀想〜
ハリス・ディキンソン、坊ちゃんの嫌な感じ上手い!
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