なんでも屋の演出部

ここ以外のどこかへのなんでも屋の演出部のレビュー・感想・評価

ここ以外のどこかへ(2021年製作の映画)
2.0
コロナ渦であることを舞台設定として活かしたロードムービーといった感じでした。
申し訳ないですが率直に申しますと、お金を払って観てよかったとは思えませんでした。
個人的にはガールミーツガールものが苦手なわけではなく会話劇も普通に好きなのですが、演出的な部分があまりにも典型的なインディーズ映画すぎるのが気になりました。
インディーズ映画によくあるパターンでこの作品もフィックスワンカット長回しがやけに多く、会話劇を画変わりのしないワンカットで見せられるのは普通にストレスでした。
発想は面白かったと思いますので他のインディーズ作と差別化するためにも「適切にカットは割る」「照明機材がプアならナイトロケでも光源のある場所を選ぶ」「同録の音がノイジーならアフレコは徹底的にやる」を守ってくれるだけでも格段にクオリティが上がると思うのですが…。