演技なのか、現実なのか、その境界が揺らぐ鑑賞体験だった。
(1) 大人が、マジョリティが、自己利益のために、移民の子どもを経済的に・性的に搾取するという、年齢×人種のインターセクショナリティや抑圧…
こうやって、起こりうる物事を淡々と映して行って、最後にはここに着地する。
その一連の流れを一緒に経験して、こういう現実もあるんだよって言われた時に、何を感じるのか。
でもやっぱり、ドキュメンタリー…
「走るものの活劇」から一転した「走れないものの悲劇」。
冒頭のショットから主人公を動かさないという信念がすさまじく、閉所やへき地ばかりの空間と相まって緊張感を限界まで上げることに成功している。まさ…
そう演出してるので、それはそうなのだけど、実在の2人をカメラでひたすら追いかけているようにしか見えない。一方でトリが自転車を全速力で駆け抜ける姿がこの社会から抜け出す姿のように思えて、映像(映画)だ…
>>続きを読む移民としてベルギーにやってきた2人の若者が偽りの姉弟として生き抜こうとする姿を描いた人間ドラマ。『イゴールの約束』のジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟がメガホンをとり、2人の少年と少女を襲う…
>>続きを読む立ち上がれないほどの衝撃
人権も正義も何もあったものでない
搾取され続ける人生に
たった一つの光であるトリの存在
2人の危なかっしすぎる日々が痛ましく、
後半は胃が痛くなってきた
今も地球のど…
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