トリとロキタの作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 5ページ目

『トリとロキタ』に投稿された感想・評価

FranKa

FranKaの感想・評価

4.0

演技なのか、現実なのか、その境界が揺らぐ鑑賞体験だった。

(1) 大人が、マジョリティが、自己利益のために、移民の子どもを経済的に・性的に搾取するという、年齢×人種のインターセクショナリティや抑圧…

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こうやって、起こりうる物事を淡々と映して行って、最後にはここに着地する。
その一連の流れを一緒に経験して、こういう現実もあるんだよって言われた時に、何を感じるのか。

でもやっぱり、ドキュメンタリー…

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星屑

星屑の感想・評価

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終わり方が酷くて(いい意味で)理不尽で辛かったけど、それ自体が多分メッセージなんだと思う。
ダルデンヌ兄弟の作品映画館で観れて嬉しい。

「走るものの活劇」から一転した「走れないものの悲劇」。

冒頭のショットから主人公を動かさないという信念がすさまじく、閉所やへき地ばかりの空間と相まって緊張感を限界まで上げることに成功している。まさ…

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ロゼッタ以来のダルデンヌ兄弟作品観賞。

欧州の移民問題を覗き見ているドキュメンタリー映画の様に感じるほどのリアリティー。

クライマックスへの緊迫感もお見事。

そう演出してるので、それはそうなのだけど、実在の2人をカメラでひたすら追いかけているようにしか見えない。一方でトリが自転車を全速力で駆け抜ける姿がこの社会から抜け出す姿のように思えて、映像(映画)だ…

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シンプルで力強く問題を提起するダルデンヌ兄弟節が炸裂している。
クロースとの二本立て、後半がこの作品はなかなか重い
社会への絶望をひしひしと感じるけど、こういうことが起きているのだと知っていなくてはならない

移民としてベルギーにやってきた2人の若者が偽りの姉弟として生き抜こうとする姿を描いた人間ドラマ。『イゴールの約束』のジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟がメガホンをとり、2人の少年と少女を襲う…

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umakoron

umakoronの感想・評価

3.7

立ち上がれないほどの衝撃
人権も正義も何もあったものでない

搾取され続ける人生に
たった一つの光であるトリの存在

2人の危なかっしすぎる日々が痛ましく、
後半は胃が痛くなってきた

今も地球のど…

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