このレビューはネタバレを含みます
クローネンバーグ監督8年ぶりの新作。私が監督を好きになったのは4年前で全部の作品を観たわけでも詳しいわけでもないけど、クローネンバーグ監督は本当に唯一無二だと思った。
監督のインタビューでこの作品は1999年に書き上げた脚本を一文字も変えずに撮ったと言っていて、と言うことはイグジステンズの頃なのかと納得した。私が初めて観た作品はイグジステンズだった。それを今撮るとこういう感じになるんだという新しさもあり、原点のようにも感じ、とにかく何もかもが好きすぎた。
冒頭の音楽と赤い映像からラストのヴィゴ・モーテンセンの白黒映像に変わるときの表情まで好きじゃないところがなかった。映画館のスクリーンで観たいからあと2回は行く。
直接的ではないあのセックス。エロすぎ。
映画のストーリーも音楽もオーキッド・ベッド、ブレックファスター・チェア、サークなどの造形美も内臓のグロさも、もう全部好き。
臓器たくさん見てホルモン焼き食べたくなった。
ちなみに噂で聞いていたネトフリでの作品は書き上げた脚本がNGとなって企画が頓挫したらしい。。。
更に別の新作の噂があるけどそちらはいつか観ることができるんだろうか。
ところでヴィゴ・モーテンセンて40代くらいかと思っていたら64歳でびっくりした。カッコよ。何あの色気。