話のまとめ方、キャラクターの再現度と格闘アクションがよかった。
主人公ふたりの背景と、巻き込まれたり立ち塞がったりする周りのキャラクターの目的がわかりやすくて入り込みやすい。実写化するにはキツそうなシーンは必要最低限に抑えつつ、カットしないところは英断だと思った。
話も映画の尺に合わせて序盤の見せ場をしっかり作ってあって好印象。見たいシーンをちゃんと見られて満足。
邦画だ〜！と我に返る瞬間が衣装と細々としたアクションとコタンシーン以外ではあまり感じなくてよかった。あとは乱闘にハイロー味を感じて懐かしくなった。
何より主役の二人に華があり、山崎賢人演じる杉元佐一のさりげない品の良さ(いい意味で、まさかこんな好青年になるとは思わなかった)と山田杏奈演じるアシㇼパさんのシリアス顔と変顔の絶妙さには驚いた。
他キャストもそのキャラのここ！という持ち味がしっかりありノイズになることがなく、むしろ輝いていた。
原作でも地味な序盤をここまで盛り上げられたことが成功の証だと思う。
さわりのみでまだまだ残しまくりの旨味を全開放してもらうためにも、山崎賢人には健康でいてほしい。このシリーズでもどうか尽力お願いします…！もちろん他豪華俳優陣も、何事もなくお過ごし下さい…！
