台湾のオリジナル版は2年前に観てました。物語はとても面白い設定でしたが、ちょっと微妙な演出と俳優陣のベタな演技がイマイチでした。リメイクしたくなるのは納得ですが、こんなすぐに日本でというのは驚きました。しかも男女を逆転させて…。それが大正解だったと思います。
ほぼオリジナル版のまんまの展開なので、序盤から混乱することもなく、前半で麗華がチラッと登場するところもクスっとさせられます。時間軸の操作がクリストファー・ノーランの作風を狙っているのか…なわけもなく、タイムパラドックスの概念は完全にスルーしているので、頭を悩ませる必要もないまま安心して観ていられます。
桜子を演じた福室莉音さんは初めて観ました。めちゃくちゃキュートで正体がバレるまで完全にだまされてました。一と麗華の幼少期の2人の子役さんも可愛いし、ついでに一の母親の羽野晶紀さんも可愛かったです。すごく久しぶりに観た印象ですが、宇治市出身だからオファーされたのでしょうか。
女性はせっかちな性格よりマイペースなほうが魅力を感じます。男性目線だと批判されそうですが、強気な性格をイメージしてしまう清原果耶さんがこういう役柄を演じるとなおさらです。オリジナル版の弱点をキャスティングで克服した印象の佳作でした。
ちなみに、自分も名前の画数が多いので、学校のテストの時間は数秒のハンディがありました。当時は教師に訴えても相手にされませんでしたが、やっぱり不公平です。
