じゃあどうすれば良かったんよ！
初手から八方塞がりの主人公が偽りの幸せを手に入れてまた元に戻る話
絶望から成り上がるシークエンスには希望があったが元から腐っている村の中に本当の希望があるはずもなくその腐敗が後から主人公を襲ってくる
藤井監督節のような次から次に遅いくる困難に主人公が右往左往する様はやっぱおもろい
ただ主人公は根っからの悪者じゃなく泣き虫野郎なので可哀想な面も大きい
古くからの習慣が続いてる場所なんて観光として外で見てるくらいがちょうど良い
能がこの映画の一つのパーツとして出てくるがそこに関して着地点がないのは少々残念だった
一番悪そうな奴はいい人そうに見える奴っていうのが仁義なき戦い的で良いです
あと前半と後半でガラッと雰囲気が変わる所は同じく藤井監督のヤクザと家族にも似てるかな
なかなか雰囲気が好みでした
