もんてすQ

ベルベット・ゴールドマインのもんてすQのレビュー・感想・評価

3.3
デヴィッドボウイの非公式伝記映画(ボウイの名前も楽曲も出ない)
グラムロックブームの70年代を描いたイギリスの作品

私はこういう音楽の知識が全く無いけれど、当時を再現したファッションやセットなどは観ていて楽しかった
すごいサイケデリックというか
結構ミュージックビデオ的な映像がちょくちょく挟まれるので、後半からちょっとダレてくる感じはあるけれど別に悪い映画じゃないと思う

両性愛を扱った映画なんだけど、セクシャリティがどうこうと言うより凄く『クィア』な映画だと思う
あんまり社会的な主張はそこに無く...

裏主人公的な立ち位置でクリスチャン・ベイルが出てくるんだけど、この人はかつてのロックブームに憧れていた新聞記者という役どころ
彼が姿を消したミュージシャンを追って、色々な人にインタビューをする事でストーリーは進んでいく
この人が繊細そうなキャラクターを演じているのが意外
アメリカン・サイコみたいなキチガイとか荒々しい役ばかり印象に残っている人なので

ユアン・マクレガーの役はステージで全裸になったりする下品な歌手で、イギー・ポップらしいんだけどビジュアルはカート・コバーンに見える
(なんかIMDbやwikiにもカートとかコートニー・ラブがどうこう書いてあるね)
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