エルヴィス・プレスリーの嫁の伝記映画
北米ではA24配給
親の仕事の都合でドイツに暮らす少女が、兵役で来ていたスーパースター歌手と恋に落ちて、二人は結婚するんだけど...という話
オースティン・バトラー版では描かれなかったエルヴィスの、なんか知りたくなかったエピソードが描かれている
ドイツ時代は上品でかわいい少女だったのに、エルヴィスと結婚すると一変してラナ・デル・レイみたいになってしまう
どうしてエルヴィスが、当時まだ中３？くらいだった少女を愛したんだろうか不思議
エルヴィスがプリシラに「髪は黒染めしろ、アイメイクは濃く、柄物は着るな」とかやたら外見に指定してきたのを見るに、着せ替え人形感覚だったんだろうか
ガーリームービーの旗手であるソフィア・コッポラの描くかわいい世界観にうっとりしてたけど、エルヴィスのとんでもなさにドン引きしてそれどころじゃなかった
中３の少女もスーパースターに見そめられたら、そりゃもう同世代となんか眼中になくなるし学校でかなり浮くのもわかる
とにかく主人公プリシラ役の女優さん、年齢ごとの演じ分けが凄まじい
⭐︎
元嫁ご本人のプロデュースする映画なのにエルヴィスの楽曲を管理しているところから劇中での使用許可が降りず、元々ソニー・ピクチャーズが配給する予定が無くなったらしい
そんなことある？と思ったら、なるほどエルヴィスの描かれ方を見て納得
エルヴィス実娘のリサ・マリー・プレスリーは、本作の制作に大反対のまま亡くなってしまったという気まずい経緯がある
ちなみにエルヴィスを演じたジェイコブ・エロルディは、本作以前はエルヴィス・プレスリーについての知識が『リロ・アンド・スティッチで言及された』程度の知識しか無かったらしい...
