RumNekko

ウエスト・サイド物語のRumNekkoのレビュー・感想・評価

ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)
4.4
あまりに有名なミュージカル映画。
1957年初演のブロードウェイミュージカルショーを1961年に映画化した作品。アカデミー賞10部門受賞。
作曲はレナード・バーンスタイン、作詞はこれがデビュー作のスティーブン・ソンドハイム。映画化したことで世界中にミュージカルの魅力を届けた不朽の名作。

シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』がベース。舞台をニューヨークのウエストサイドに、家の対立をプエルト・リコ系とポーランド系の移民の対立に変えている。

バーンスタインの数々のヒットナンバーが本当に素晴らしい。オープニングの『口笛』も『指鳴らし』もこれまでのミュージカルとは違う印象。
“♪America”の手拍子が洒落てて好き。非常階段での“♪Maria”、“♪Tonight”、“♪Cool”‥こんな曲を1961年に映画で観たらどんなに驚いたことだろう。

もともとのミュージカルショーは作曲・作詞・演出・振付すべてユダヤ系が作ったが、この映画は監督が『サウンド・オブ・ミュージック』の米国人ロバート・ワイズ。この60年後にユダヤ系のスピルバーグが監督しリメイクした。
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