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「金日成の子どもたち」日本語のkissenger800のレビュー・感想・評価

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これを見た後いろいろ検索するなか個人的に浮上したのは同テーマの『ポーランドへ行った子どもたち』(2018)との異同はどうなってるんだね。だったのですが、端緒は2004年にパク・チャヌクからかかってきた1本の電話だった……ってハンギョレ新聞記事を信じるなら、本題に先鞭をつけた功績はこっちの制作者に与えられていいんでしょうね。
2008年には本作の前身とも呼べるTVドキュメンタリーが放送され2010年には監督自身がブログでそこまで調べたことを公開(自力で作品化するのをそこで一回あきらめたっぽい)、その後いろいろあって自腹で完成。
云々とあり、あっちにはあっちの成立事情があるんでしょうけど、なんだか曖昧なので、いくら単なる野次馬でも感想を述べる時の顔に困らんではない。

朝鮮戦争のどさくさにまぎれて起きた話で韓国籍の子もひとしなみに「金日成の」子どもたち扱いだったらしい、とか、東欧たとえばポーランドではこの話、児童小説にもなっていてそこそこ有名だとか、深く触れられていない要素も多そうでね。
そういう些事こそが気になってしまう人生なので(cf. 『ショート・ターム』2013に俺が感心するまでに要した面倒な経緯)もうちょっとみんな情報オープンにしてくれんか。
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